在宅介護に向けて〈連れて帰りたい〉
食べられるようになって欲しい。
少しでも動けるようになって欲しい。
そんな期待をこめて、
リハビリ付きの病院へ移り
ホッとしたのも束の間。
転院2日目に
主治医から退院のお話が出ました😭

入院した日から
ひと口も食べ物を口にしていない。
リハビリも進まないし、
食欲がないのも
老衰に近い状態なので、
もうこの病院では打つ手がない。
担当医の話はそのように受け取れました。
きっと、今の父の心境は、
知らないところで、
知らない人から、
欲しくないものを食べさせられている感じなのかな。
弱っているのに、とても頑ななんです。
それでも、
わずかにな面会時間に、
姉が「はい、あ〜んして」と
優しく言ったらゼリーをひと口食べました。
ペットボトルのお茶もひと口飲みました。
握り返す手の力も残っています。
「すぐにでも連れて帰りたい」
「お父さん、ごめんね」って。
母が悲しそうな顔をしています。
あの時の判断が、間違っていたのか。
しこりのように心に残る
「あの時」が何度かあります。
今まで母は多くの介護者の
相談にのってきました。
それでも、「知っている」のと
「実際にやる」のとでは全然違うと、ガックリと肩を落としています。
でもさ、私たちはその時その時、
最善だと思う選択をしてきたよね。
この先どうやって見ていくか
家族でよく話し合ってくださいと、ケースワーカーさんから話がありました。
間違いなく、うちに連れて帰りたい♡
私たちがごはんを食べさせてたら、食べる気がする!
母の希望と、娘たちの気持ちも一緒です。
高齢の母が
1人で介護することは
不可能なので、
キーパーソンである私にも、
協力体制が取れるのかと意思確認がありました。
まだやれることがある。
もう少し、親子時間を楽しませてもらおうと思います😊