在宅介護〈点滴は結構です〉

【9/18 ②点滴は結構です✖️】

訪問診療の方針が決まり、
訪問医が
「お腹に点滴をつけますね」と言うと、
父が「結構です」と断りました。

予期せぬ事態。そんなのアリ?

医師も
「本人が嫌がることはできません」
こういうスタンスなので、
今日は点滴の装着はなし。

うーん、参ったなあ。

皆さんが帰られた後は
しばらくベッドで過ごし、
軽い気持ちで夕食の食卓に誘ってみました。

「行く‼️」という意思表示。
柵につかまりベッドから降りようとする。

こう言うところ凄いよね〜!

よほど梨が食べたかったのか、
食卓についた途端、
梨をつかんで口の中へ。

素早い‼️

生きてる!
生きてるって感じだ〜!

慌てて、
梨のすりおろし汁と交換して、
口元に運んでみると、
じっくりと味わっている。

「この梨は、ゲンキが作ったあきづきだよ〜!」

父は自分の
やりたいことに対しては
意欲的だ。
力もわりと強い。

意思表示がハッキリしているので
戸惑うことも多いけれど、
点滴を拒否するのには
なにか理由があるのかな。

点滴をしているのも
身体がキツイのかな。

病院でイヤだったのかな。

やっと自宅でホッとしたところに
大人数が現れて、
まだ信頼関係を築けていないなかで
医師の診察が始まった。

それが、
受け入れられなかったのかもしれない。

今のところ点滴は命綱。

点滴をしない場合の
予想される残り時間を聴き、
さてさて困ったぞ。