人間の体の神秘、老いてなお
こちらが義母の愛車です。
「こんなの押している人、
この辺りで見たことねえどぉ」
最初は敬遠していたけれど・・・
操作がしやすいのに安定感がある上、
荷物も置けちゃうので
「これは助かるな~」って
今ではお出かけに欠かせません!
通所リハビリに通うお仲間さんにも
「いいの持ってるね、どこで売ってんだ?」
って聞かれて、ちょっと嬉しそう。
ケアマネが紹介してくれたリース会社に感謝。
・・・ ・・ ・・・ ・・
昨年10月、間質性肺炎にかかり
義母が一ヶ月ほど入院しました。
夏の暑さが堪えたのかなぁと
コロナ禍で面会もできないので、
病院に任せていれば心配ないでしょ。
って、安静安静にしていたら・・・
すっかり歩けなくなってしまいました。
サークル活動、ボランティア、料理教室など
常に人の輪の中で過ごしている人で
人に会えない、動けない
好きな料理も出来ない。
ないない尽くしの環境で、身体の不調だけでなく、
心の方もすっかりと沈んでしまったようです。
「じーちゃん、ボケたら困るから」と
いつも88歳になる義父のことに心を砕き
本人はとても元気だったんです。
そんな義母の要介護認定は
青天のへきれき、というか
ダークホースがいきなり!といった感じで
私は若干パニック状態になり
緊急事態発生!!!という感じでした。
「一ヶ月入院したら歩けなくなるよ」
周りの方からの助言どうり
本当に歩けなくなってしまいました。
でもでも、今度は
「大丈夫、しっかりリハビリしたら
また動けるようになるよ」という
経験者からの励ましの言葉を頼りに
通所リハビリのデイケアに通っています。
リハビリに通いだしてから
日に日に表情が明るくなり
動きもスムーズになってきました。
サークル仲間が
「早く会いたい」「いないと寂しい」と
声をかけてくれることも
大きな励みになっているみたい。
歳を重ねているのこともあり
使わなければ体が衰えるのはあっという間。
しかし!!!
いくつになっても、働きかければ
体はちゃんと応えてくれるようです。
まさに人体の神秘を
義母が見せてくれているんだなぁと
退院から3カ月、
やっと日常が日常らしくなってきた
今なら、そう思えます。