さくら書道展作品提出

「その考える時間が大切なんですよ」と
先生がおっしゃった。

「う~ん、う~ん」と唸って
首をひねってばかりの私。

たった11文字なのに、なんかしっくりこない。
楽しくなりかけると、またつまずく感じ。

どんなに書いても「これ」っていうのは
書けないものなのかな。

作品用の高級磨墨液「天衣無縫」

書道を習い、今までは
与えられた課題を書くことに専念していました。

毎月競書課題を書いて昇段昇給を目指し、
古典作品を手本をどおりに書く「臨書」で
楷書の基本を身に着ける。

いつだって、お手本に忠実に書くことが
大切なんだと思っていた。

さくら書道教室に通い始めて一年半。
基礎の習得を続けながらも、
今回初めて自分の作品作りというものに挑みました。

5月に書道教室の展覧会があるのです。
ピアノで言ったら発表会でしょうか。

書きたい文字を自分で選び
選ぶ紙の大きさや
文字の配置は先生にアドバイスをもらいます。

あとはひたすら書く書く書く。

文字のバランスや強弱、かすれ。
これがなかなか難しい。

その「余白」の部分に、人の「感性」が出る。

やってみて考える。
それしか近道はないのかもしれない。

考え方によっては、52歳にして
伸びしろたっぷりなんだなぁ・・・私。

これが今の私の精一杯だと思って
今回はここまで、と決めました。

墨も筆も紙も、たくさんお世話になりました。
額装されるのが楽しみです♪

お疲れさまでした